はじめに
その人が知っていて使える言葉を「語彙」といいます。たくさんの言
を知っていることは「語彙力がある」や「語彙力が高い」と表現する
よ。 語彙力が高い人は、思考力やコミュニケーション能力も高いといわ
れているんだ。なぜなら人間は、自分の知っている言葉で物事を考え、
感情を理解し、コミュニケーションをとる生き物だから。たくさん音楽
を知っていればいるほど、物事をさまざまな角度からとらえることがで
きるし、いろいろな伝え方や受け取り方ができるというわけだね。
友達や家族など、親しい人との会話を思い浮かべてみよう。 「やばい」
「すごい」「うざい」など、限られた言葉ばかりを使っていないかな?
使い勝手がいいからと決まった言葉だけで過ごしていると、自分の嘘
も決まった言葉でしか表現できなくなってしまうんだ。
語彙力を、色鉛筆にたとえてみよう。 目の前にある風景を描くために
は、たくさんの色があった方が便利だよね。だけど、「やばい」と「すごい」と「うざい」の3色しかなかったら、実物とはかけ離れた残念な絵になっ
てしまう。それだけでなく、3色しかわからないと、他の人が描いた絵をきちんと理解することも難しくなるよね。
この本では、12歳までに知っていてほしい言葉のなかでも、感情にまつわるものを多く紹介しているよ。これらの語彙が増えれば、より豊かな感情表現を手に入れることができるし、より素晴らしい人間関係を築くこともできるんだ。ひとつひとつの言葉を覚えながら、
みんなの語彙力の色鉛筆をどんどんカラフルにしていこう!
さいとう たかし
齋藤 孝
このはじめに文だけで
語彙力がすごい!
語彙力の色鉛筆て!
ヤバいやん!
ああ
あかんわ
これ、すごい!
ダメだめ
圧倒的で、並外れてる本ですね。
かわいいひとつにしても、
愛らしい
愛くるしい
あどけない
天真爛漫
純真可憐
エモい
感情的エモーショナル言葉で表せない
しかし、
日本語で
いも言われぬ、えも言われぬって言葉があるですよー!!